本日は重要なミッション。
PAL SPORTS大坊先生に作っていただいた、快速コンピューター。
リニューアルタイプのテスト品が届いたのです。
当社のハイゼットカーゴパーツの取り付け推奨店である、M-STYLEさん。
S321v用コンピューターの取り付け実績豊富なM-STYLEさんにて、年末打合せがあります。
いそがなきゃ。
と、エンジンルームを開けて思い出しました。
そうだ、先にアレをやりたい!
断熱ヒートシールドの装着。
ハイゼットカーゴは、エンジンルームが運転席、助手席の真下。
長時間走るとエンジンの熱が伝わってきて、尻が蒸れる。
夏場はもちろん、冬場でさえもピンポイントでお尻が熱くなり、年中かぶれてかぶれてお尻が汚い。
タマタマさんの下側も熱せられれて痛痒い。
安いグレードだけかもしれませんが、純正シートはただのビニール。
通気性の良いメッシュにみえますが、ただの柄。通気どころか、汗まみれになります。
純正シートとエンジンの間に断熱材を仕込もうと考えました。
まずは純正の断熱カバーを外してみます。
手で曲げられるピンで押さえられているだけなので簡単。
むき出しの鉄板が出てきました。
この純正断熱カバーが無ければ、恐ろしく悲惨なことになっているでしょう。
でも、こいつだけでは役不足。
断熱材を純正カバーと鉄板の間に仕込んでみることにします。
適当なダンボールにのっけて…
アウトラインをコピー。
あ、ワタシ、スペアタイヤ交換も怪しいですし、小学生の頃の図画工作は、5段階中2でした。
切り抜いたダンボールを純正にあてて、適当に修正。
これで型紙完成。
その型紙を使って、断熱材をカット。
この断熱材は両面テープ付きですので、純正鉄板側に貼り付けられます。
ボンネットの裏地に使われることが多い材料。
おー!
完成です!
純正断熱カバーも同時装着可能。
2枚重ねて分厚いほうが良いのか、それとも反射する表皮のほうをむき出しにするのが良いのか。
とりあえず、つけたり外したりを繰り返してテストを続けてみます。
猛者からすれば自作は余裕。
けれど、ワタシは作ってみましたが、販売品があれば買ったほうがラク。
それに、当社の材料は純正カバーよりも耐熱性が高いことも発覚。
実験結果の続きは明日ご紹介!
ここから先はなが~い独り言。
本文とは何の関係も無いので読まなくても大丈夫です。
また、すべて個人的な推測、憶測です。
昨日はびっくりしました。
デジタル招待券をいただいた翌日にこの発表。
関係者、出展予定社の皆様のご苦労をお察しいたします。
でも、もっと大変なことになりそうなのが、2030年問題。
ピュアなエンジン車の新車販売が実質禁止になるという噂。
これこそ急で、無茶な話。
新車開発には数年かかるといわれています。
そして、計画そのものは5~10年単位。
ましてやEV車の製造方法はまったく異なります。
生産ラインの見直し、機械やツールの変更、販売店のメカニックの教育なども大幅変更が必要。
もっと恐ろしいのは、バッテリーの需要が極端に増えるということ。
それを安価に製造し、大量保有するのが中国。
日本の自動車メーカーは、心臓部を中国に握られてしまう怖さもあります。
でも、日本の自動車メーカーにも罪はある。
こうなる可能性は十分以前からわかっていたのにシフトする準備を怠ってきました。
できるだけエンジン車を長く売りたい。
それは製造販売に慣れているという理由もあるでしょうが、主に既得権益を守るため。
5年前、トヨタが2050年と発表したことで、本心が浮き彫りになりました。
エンジンというのは、途方も無い技術、開発費、経験が必要。
一朝一夕で製造できるものではない。だからこそ新規参入の競争相手はほとんど生まれてこない。
エンジン車は独占商売といっても過言ではない。
その王者で在るトヨタが、2050年という凄まじい先延ばし宣言。
当時、欧州を中心に世界的なエンジン車廃絶の流れは明確でした。
それをわかった上での発言。
これによりトヨタは貴重な5年を失ったと思っています。
水素自動車の開発も、EV自動車の流れには乗りたくなかったからでしょう。
水素自動車はエンジン車同様、高い技術が必要になるからです。
製造が容易なため、大量の新規参入が予想され、単価も大幅に落ちるEVだけは避けたいという意思。
この発言は、当然のことだと思います。
でも、モノづくりの頂点ともいえる自動車産業のトップがここにきて政府に慌てて泣きつく姿は見たくない…
政治家よりも進んだ考えと見通しを持って、どっしりして欲しかった。
こうなってくると、カルロスゴーンの先見性が際立ちます。
EV車にいつでも転換できる技術、ノウハウの蓄積をスタート済み。
しかも、ノートE-POWERは販売面でも大成功。
発電機を捨てて、バッテリー搭載すればいつでもEV車を発売可能。
今、日本の自動車メーカーの状況は、IPHONE発表直後のガラケー製造メーカーとクリソツ。
「スマホ?あんなの使い物にならない。ガラケーが最高だよ」
と数年間は変化を嫌うユーザーの声を背景にスマホ開発は後手後手。
気づけば、本当にガラパゴスジャパンになり、日本のスマホメーカーは現在、みじめな状態。
ガラケーを世界で最も愛した日本ユーザーの大半は、現在、中国組み立てアメリカ社アップル製品の虜。
今となれば、スマホが当たり前の時代。
ニュース閲覧から買い物まですべてスマホ一つで済ませる時代。
クルマの鍵であり、ナビであり、メディアまで全て提供してくれるようになってずいぶん久しい…
と思っていましたが、日本でIPHONEが発売開始されたのは、2008年。
僅か10年あまりで世界が劇的に変化。
なんでもかんでも新しいものが良いとは思ってはいません。
モノを大切にする。
古きものを守る。
伝統を重んじる。
急な変化を好まない。
凄く良いことだし、私もそんな日本が居心地が良い。
けれど、守るべきものがあれば、変えるべきものもあります。
自動車は変化の分岐点にあり、正しい、悪いではなく、変化しなくてはならない状況。
大丈夫、この業界はキャブからインジェクターへの変化だって乗り越えたんですから。
当社は欲張り。
どちらもやります。
エンジン車も、近い将来発売されるであろうEV車、自動運転車も。
田舎の片隅にある小さな古い会社ですが、志だけは大企業に負けません。
クルマが空を飛んだって、喰らいついてやる!